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働く×子育て

東京)赤点パパ流両立案発信 山崎雅信さん

写真:平日朝、保育園に行く前に自宅で長男と遊ぶ山崎雅信さん=港区 拡大平日朝、保育園に行く前に自宅で長男と遊ぶ山崎雅信さん=港区

写真:3月まで山崎さんと同じ部署で働いていた楊蘇瑞さん=港区 拡大3月まで山崎さんと同じ部署で働いていた楊蘇瑞さん=港区

 ◆分担 自分のできることを

 出勤前に3秒抱っこ、飲み会は1次会まで、金曜午後は早く帰る――。仕事が忙しくて育児の時間がなかなか取れない自称「赤点パパ」が、仕事と子育ての両立に向けたアイデアをウェブなどで発信している。

 発信者は広告大手博報堂(港区)の社員たち。2015年に同社が全国の父親約1千人を対象にした調査で、仕事と子育ての両立は必要だと思うものの、実際にできると思っていない人が多い結果が示されたのがきっかけだった。

 両立に向けたアイデアを参考(HACK)に行動(ACTION)してもらいたい。むずむずした気持ちをくしゃみのように吹き飛ばそう。そんな意味で、社内プロジェクト「パパハックション」が始まった。

 サブリーダーの山崎雅信さん(42)は国家公務員の妻(41)と保育園に通う長男(4)の3人暮らし。妻はフルタイム勤務で残業もこなす。子どもと過ごす時間を少しでも多くひねり出そうとした山崎さんは、自らの経験に基づき、「最新家電を子育てと家庭円満の強い味方に」と提案する。

 食器洗い乾燥機を使えば食後の負担は減る。大型冷蔵庫があれば週末にまとめ買いでき、平日の買い物を減らせる――といった具合だ。父親が主導するのが大切だという。「ママは家電や『外注』に頼ることに引け目を感じやすい。パパが率先して外注し、ママの負担感を減らさないと」

 妻への気遣いを大切にするようになったのは、山崎さん自身の苦い経験がある。自他共に認める飲み会好きで、長男の誕生後も夜遅くまで酒を飲むことがしばしば。妻が夜泣きの世話をする傍らで酔って寝ているという状況が続き、家庭の雰囲気は険悪になった。

 長男が保育園に通い始めた生後6カ月ごろ、危機感が芽生えた山崎さんは、朝は子どもの面倒をみると決意。前日夜の酒量を控えると、起きてすぐに子どもの遊び相手ができた。今では「一次会縛り、ほろ酔いでストップ」を提案する。

 会社で山崎さんは裁量労働制。働く時間と場所を調整しやすく、妻と育児を分担している。「育児の全部を担おうとするのではなく、小さくてもやるべきことを絞り、やると決めたら必ず続ける。『イクメン』のような壮大な志ではなく、自分のレベルでできることを伝えていきたい」

 5月には、港区の男女平等参画センターで、子育てと仕事の両立アイデアを開発する父親向けのワークショップを開催。悩みの共有やネットワーク作りに好評で、今後も活動の場を広げていくという。アイデアの詳細は、パパハックションの公式サイト(http://papahacktion.com/)で。

 (京谷奈帆子)

 ◆仕事、家族大切にしながら

 元部下の楊(よう)蘇瑞(そずい)さん 同僚が配るお土産のお菓子などを「子どもにあげよう」と言って、持って帰っていた姿をよく覚えています。日本のパパは仕事第一のイメージが強いけど、山崎さんは上海にいる私の父と似て、家族を大切にしながら仕事も楽しんでいて理想的です。

 

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