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変わる進学

広尾学園校長に聞く

写真:広尾学園中学・高校の田辺裕校長 拡大広尾学園中学・高校の田辺裕校長

 ■「やりたい」意欲を持たせたい 広尾学園・田辺裕校長に聞く

 ――受験生が増えています。なぜでしょう。

 入学したらまず偏差値で議論しないことをたたき込み、現場を知る教育をします。偏差値によるランクづけはもう意味がない。大学側もバラエティーに富んだ学生が欲しいから、東大の推薦枠は各校男女1人。男子高や女子高の進学校は1人だけ。うちは男女共学にしたから2人合格。広尾のトップも開成と並ぶ時代です。

 ――国際や医学、理数コースはあちこちにできていますが、魅力は。

 内容次第です。広尾の「インターナショナル」は、主要教科は外国人が教え、米国大学の教養課程に当たる教育を導入している。語学はあくまでツール。英語のカンバセーション(会話)とプレゼンテーション(意見発表)は違う。プレゼンは土台となる教養がないとできない。国際社会で必要なのは教養です。日本文化や国際社会について知見を持たなくては教養人とはいえません。

 「医進」も成績上位だから医学部へ、ではいけない。基礎医学は理学部の方が勝っている領域もある。実験を繰り返す中で何がやりたくなるか。教育で一番大切でかつ難しいのは「やりたい」という意欲を持たせることです。

 ――早くから専門分野を学ぶ方がいいですか。

 いや、私が生徒なら間口の広い、普通の本科コースに入る。私は、中学は中高一貫の関東学院でしたが、絵描きになりたくて芸大進学が多い横浜翠嵐高に変わった。ところが数学が面白くなり東大に。国際関係論をやったが、外交官を育てるような教育が嫌で地理学へ。木曽スギの林は美林ですが、そういう教育は賛成しない。原生林で刺激を受けて、道を見つける。昨今は早稲田や慶応希望者が多すぎる。個人的には、地方も含めいろんな大学に数人ずつ行く学校が理想です。

      *

 たなべ・ひろし 1936年生まれ。東大教養学部卒、理学博士。専門は地理学。パリ国際大学都市日本館長、パリ第七大、東大、慶応大の教授などを歴任。2013年より現職。

(聞き手・宮坂麻子)

 

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