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北陸六味【エコロの森代表 森田由樹子さん】

地域の「自立」を考える

写真:映画「おだやかな革命」の上映後、地域の未来について話し合う参加者ら=富山市八尾町庵谷 拡大映画「おだやかな革命」の上映後、地域の未来について話し合う参加者ら=富山市八尾町庵谷

今月3日、富山市八尾町の大長谷(おおながたに)地区でドキュメンタリー映画「おだやかな革命」の上映会が行われた。紅葉真っ盛りの山間地に市内外から約20人が集まり、映画を楽しんだ。上映前には、地元の小水力発電施設の見学会があり、上映後には見た人それぞれの感想や、過疎の地域をどのように活性化していったらいいのかを話し合う場も設けた。時間が足りないほど盛り上がった。

 「おだやかな革命」は、山形県を舞台に在来作物をテーマにしたドキュメンタリー映画「よみがえりのレシピ」(2011年)を作った、渡辺智史監督の新作だ。地方における、食やエネルギー、暮らしの自立に向けた取り組みを紹介し、「本当の豊かさ」を考えさせてくれる。

 富山市在住の「野菜ソムリエ上級プロ」である田中美弥さんは5年前、野菜などを売るマルシェなどと合わせて「よみがえりのレシピ」の上映会を開く活動を始めた。以来、富山県内の多くの人を巻き込んで「富がえりのレシピ実行委員会」として活動している。

 昨年、渡辺監督が新作を作るためにクラウドファンディングで資金を募っていることを知った田中さんは、内容に共感して出資。今年1月、完成した「おだやかな革命」の試写を東京で見て、「ぜひ富山でも上映会をしたい!」と思ったという。

 富山市中央通り1丁目でシネマカフェ「ほとり座」を経営する田辺和寛さんに話すと、同カフェで上映するだけでなく、「県内の様々な地域で出張上映会をしたら面白いね」ということになった。内容が富山市などが推進している「SDGs(持続可能な開発目標)」とも関連していることから、市や一般社団法人「環境市民プラットフォームとやま(PECとやま)」も上映をサポートすることになった。

 上映会は富山県内各地で行われ、それぞれの地域で活動する人が主体になって、独自の企画を盛り込んで実施する。私も田中さんから声をかけられ、大長谷でシェフをしながら地域活動に取り組んでいる村上恵美さんと共に、企画から携わらせていただいたのが3日の上映会だった。

 田中さんは「人によって映画のどこが琴線に触れるかは様々。いろいろな場所で『地域の自立』というテーマを投げかけ、穏やかにじわじわと伝わればいい」と思っているという。

 この後、富山県内では11日に魚津市、17日に上市町、24日に氷見市、25日に高岡市で上映会を開き、来月8日からほとり座でのロードショーと続く。各地でそれぞれ工夫をこらした上映会となっているので、ぜひ足を運んでほしい。(エコロの森代表)

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