メインメニューをとばして、このページの本文エリアへ

09月24日朝日新聞デジタル朝刊記事一覧へ(朝5時更新)

新着記事一覧へ

このエントリーをはてなブックマークに追加
mixiチェック

ときめく★楽音生活【ときめく★楽音生活】

ギターと歌とふるさと

写真:「君を想いて」(CD解説より) YAYOI 岩見淳三ギタートリオ+1 2015年3月発売 JY−0091 定価2500円(税込み) OFFICE岩見  拡大「君を想いて」(CD解説より) YAYOI 岩見淳三ギタートリオ+1 2015年3月発売 JY−0091 定価2500円(税込み) OFFICE岩見 

●岩見淳三&YAYOI  ジャズコンサート

 4月25日に田辺市の龍神市民センターで催された「岩見淳三&YAYOI ジャズコンサート」に行ってきました。新緑の山間を走る国道をドライブし、新しい名物のしいたけカツバーガーを食らい、露天温泉を楽しんでから会場に向かいました。

 神奈川在住の岩見淳三さんは、田辺市中辺路町生まれのジャズギタリスト。ジョージ川口スーパーバンドを経て、日本を代表するビッグバンド「原信夫とシャープス&フラッツ」で長年活躍してきました。現在はジャズの正統派ギタリストの活動を重ねながら、夫婦デュオ「岩見淳三&YAYOI」のデリバリーライブを行い、全国各地を巡っています。

 大きなホールの中央部だけを使った会場は、照明が落ちると不思議な村の集会のような空間に変わります。温かく美しい、そしてだれにも似ないギターの音色と、ハートフルな歌声が絶妙に絡みあいコンサートが進みます。

 「私の青空」「この素晴らしき世界」などスタンダードに、「りんご追分」なども織り込まれ、観客を盛り上げていくのです。そして、岩見さんのソロも素晴らしい! エレキからガットギターに持ち替えて、ベンチャーズの「急がば廻(まわ)れ」を見事なアレンジで爪弾いたのです。ギターを始めた頃の名曲を、半世紀もかけて熟成させるかのように……。音楽をとても大切にされているのが伝わり涙がでそうになりました。また、高原(たかはら)の生家に移住した四女さくらさんとの父娘ギター競演も優しい拍手に包まれていました。

 今回は、YAYOIさんのレコ発ツアー。1男4女に恵まれて、15年間の“育児休歌”を経て、40歳で再デビュー。そこから7枚目のアルバムは、ライブ感あふれるジャズスタンダード集です。温かさはコンサートそのもので、会場で歌われた宮澤賢治の「星めぐりの歌」も収録され、印象に残ります。

 驚いたことに、前日に中辺路小学校で校歌を歌う会が行われ、全校生徒76人とギターで共演されたそうです。2年前、母校が統合されるにあたり、新しい校歌の作曲をされたのです。この校歌は、動画サイトで岩見ファミリーの歌と演奏がご覧になれます。「中辺路小学校校歌」で検索すれば、温かさが伝わり、今更ながらに、音楽と故郷の素晴らしさを感じることができます。

(ミュージックマート・イワキ狐島店 店主 岩橋和廣)

PR情報

ここから広告です

和歌山総局から

読者の方々に役立つ和歌山県内の情報を丹念に取材し、お伝えしていきます。地域の話題をいつでもお寄せ下さい。

メールはこちらから

朝日新聞 和歌山総局 公式ツイッター

注目コンテンツ