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ときめく★楽音生活【ときめく★楽音生活】

包み込むような優しさ

写真:カレファックス・リード・クインテット・アムステルダム 拡大カレファックス・リード・クインテット・アムステルダム

●FairyTales《おとぎ話》

 和歌山市西高松1丁目の県立図書館は、半年以上かけて外装の美観工事を終え、今年度中には、2階のメディア・アート・ホールの音響設備が全面リニューアルされます。ハード面の充実に呼応するかのように、東京芸術大学音楽学部長・澤和樹さんの同館音楽監督の任期も更新。さらに5月には、ホールの活性化を担うコーディネーター制度の第2期の21人に対し、委任状が交付されました。

 このホールで11回目を迎える、「Mah!ライブラリー室内楽定期演奏会」には、オランダからカレファックス・リード・クインテット・アムステルダムがやってきます。サクソフォン、オーボエ、クラリネット、バスーン、バス・クラリネットという珍しいリード楽器だけの五重奏団です。鼓笛隊やブラスバンドで親しまれている楽器のアンサンブルですが、確かな技術と斬新なプログラムで、国際的に高い評価を得ています。

 バロックからジャズに至るまで、自分たちで編曲や再作曲までして新しい響きとして演奏するのです。「ポップスのメンタリティーを備えたクラシック」とも評されて、コンサートが魅力的なことでも知られています。

 今回の来日コンサートのタイトルはFairyTales《おとぎ話》です。クラシックの名曲たちも、いにしえからの民話や伝承をもとに書かれていることが多く、まるで5人のストーリーテラーがその曲のルーツにさかのぼるように、演奏が織りつづられ、大編成では感じえない機微や、リード楽器ならではの温かい音色で、包み込むような優しさを届けてくれるのです。

 和歌山のプログラムはポピュラーな選曲です。ムソルグスキーの「はげ山の一夜」、デュカスの「魔法使いの弟子」は、1940年のディズニー映画「ファンタジア」に使われて有名になった曲。また、ホフマンの童話などから作られたチャイコフスキーの「くるみ割り人形」は、彼らの編曲のクラシック版とデューク・エリントン楽団のジャズ組曲版の2版で演奏されます。「金平糖の精の踊り」や「花のワルツ」から、メルヘンの世界が広がっていくのでしょう。

 演奏会は17日午後7時開演。前売りは3千円(当日4千円)です。図書館らしいクラシック・アンサンブル、おとぎ話を魔法のリードでお楽しみください。問い合わせは県立図書館(073・436・9530)へ。

(ミュージックマート・イワキ狐島店 店主 岩橋和廣)

 

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