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ときめく★楽音生活【ときめく★楽音生活】

詩吟の経験 新鮮な感動

写真:2015年6月発売 HG-004 1300円(税込み) 自費制作 拡大2015年6月発売 HG-004 1300円(税込み) 自費制作

● 神氣合氣道

 熱戦を繰り広げた紀の国わかやま国体も6日の閉会式で幕をとじました。紀三井寺公園陸上競技場などいくつかの会場には足を運びましたが、会期前で日程があわず残念だったのが、8月29日に田辺市で催されたデモンストレーションスポーツの合気道の演武大会です。合気道は、同市出身の植芝盛平が日本伝統の様々な武術を基に創出した現代武道。この大会で小芝陽子さんが「神氣合氣道」を歌唱披露されたのです。

 小芝さんは、串本町出身の演歌歌手。紀南を中心に県内各地で活動しています。詩吟の師範の家に育ち、幼少の頃から詩吟に親しみ、中学生の時には詩舞で日本武道館の舞台に立ちます。その後、哲泉流全国大会で日本一を3度受賞し、三冠吟士を受賞します。

 その後も、詩吟の活動を続ける小芝さんの歌声と明るいキャラクターに、新宮・神倉神社の「お燈(とう)まつり」を歌う誘いが舞い込みます。2年間こぶしなど演歌の勉強を経て、2004年に自費制作の「お燈まつり」でCDデビュー。1年間で1万枚売り切ってレコード会社の目に留まり、07年には徳間ジャパンコミュニケーションズから「ど根性」でメジャーデビューを果たしています。

 今年6月に自費制作で発売された「神氣合氣道」は小芝さんの8枚目のシングル。作詞の須川つとむさんは、合氣道熊野塾道場長で、開祖植芝盛平から直々の薫陶を受けました。その教えから、正しきに勝ち、自己に勝つ「正勝(まさかつ) 吾勝(あがつ)」や「熊野の神息(みいき)」など、合気道の神髄を伝える歌詞がつづられています。

 作曲の儀左エ門(ぎざえもん)さんも新宮在住。1964年の東京五輪で旧国立競技場に音楽隊員として演奏した経験を持つ楽士でもあります。美空ひばりの「柔(やわら)」を思わせるような力強いメロディーを付けています。歌詞も曲調も、最近カラオケで歌われる演歌とは異なった世界観を持つ歌に仕上がり、小芝さんならではの歌のキャリアが生かされ、聴き手に新鮮な感動を届けています。

 この歌を機に、かねて興味を持っていた合気道に入門した小芝さんは、山口、島根など日本中を歌い巡っています。15日は新宮秋まつりのラジオフェスティバルでオークワ新宮仲之町店前ステージに立ち、翌日から、ヨーロッパへ飛び、スイスやフランスなどの合気道支部で、「神氣合氣道」を歌ってくるそうです。

(ミュージックマート・イワキ狐島店 店主・岩橋和廣)

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