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内山りゅう ネイチャーフォト

和歌山から消えた生き物編 1

写真: 拡大

■水質悪化 農薬で絶滅

 マルコガタノゲンゴロウ

 紀伊半島の南西部に位置する和歌山県は、海岸から山岳部まで変化に富んだ地形があり、黒潮の影響を受けて温暖で多雨な気候である。そうした環境の下、そこに暮らす生き物たちは多様性に富んでおり、他の地域では見られない固有の生き物も少なくない。

 豊かな自然の残る和歌山県であるが、過去には県内で見つかっているものの現在は確認されず、絶滅したと考えられる生き物も存在する。県は2012年に改訂版として「保全上重要なわかやまの自然 和歌山県レッドデータブック」を作成し、そのカテゴリーのなかには「絶滅」も設けられている。残念ながら、絶滅に瀕(ひん)する生き物は年を追うごとに増える傾向にある。今編では、和歌山から人知れずいなくなってしまった生き物たちを紹介したい。

 マルコガタノゲンゴロウは、水生植物の多い比較的大きな池沼に生息するが、全国的に極めてまれな種類である。県内では、友ケ島と湯浅町に記録があるが50年以上発見例がないため、県のレッドデータブックでは「絶滅」とされている。

 体長は2・5センチほどで、ゲンゴロウの仲間としては比較的大きい。泳ぎはゆっくりで、水中をスイスイと泳ぐことはない。生息するため池などの水質が悪化したことや農薬の影響が、絶滅した主な原因だと考えられる。

(写真は、青森県にて採集されたマルコガタノゲンゴロウ)

内山さんのホームページは、http://uchiyamaryu.com/

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