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ときめく★楽音生活【ときめく★楽音生活】

日本とノルウェー ジャズで融合

写真:2016年1月29日発売 MP3 ダウンロード1050円 AMP Music&Records AS 拡大2016年1月29日発売 MP3 ダウンロード1050円 AMP Music&Records AS

●Memento

 3月、ノルウェーからのAyumi Tanaka Trio初来日ツアーが、ノルウェー大使館の後援を得て、東京、京都、神戸など全国各地で開催されました。日本人ピアニストをリーダーにした新進気鋭のトリオですが、現地での評価は高く、ノルウェー・ジャズに日本的な要素も加わって、ジャズとは別の新しい音楽に挑戦し始めたかのようです。

 リーダーの田中鮎美さんは、和歌山市生まれ。和歌山大学を卒業後、2011年、ノルウェーの首都オスロにあるノルウェー国立音楽大学・ジャズ即興演奏科に留学し、現地で音楽を重ねていくうちに、若手ベーシストのクリスティアン・メオス・スヴェンセン、過去6回のノルウェーのグラミー賞受賞経験を持つドラマー、ペール・オッドヴァール・ヨハンセンとトリオを結成しました。13年のことだそうです。

 オーソドックスなピアノトリオの構成ですが、サウンドは斬新で、自然とフリーな空気に満ちています。とりわけ、完全菜食主義者でヨガを体得するベース奏者の演奏はユニークで、日本的な張り詰めた静粛をかもし出すピアノとの組み合わせは、世界中で話題になりそうです。

 リリースしたばかりのデビューアルバム「Memento」は、全7曲入り、1曲を除き田中さんの書き下ろし作品です。3曲目の「Tokoyo」は、日本の雅楽を思い起こさせます。ベースがアルコ弾きで笛のような音色を響かせ、ドラムも太鼓のようなリズムを刻みます。ピアノが絡むと摩訶(まか)不思議な空間に包まれたような気分になります。また、4曲目の「Flowers in the Dust」では、ピアノソロもたっぷり盛り込まれています。来和したトリオのメンバーに、田中さんの魅力を尋ねると「鮎美のふわふわした浮遊感だ」。なるほど、それはアルバムからもしっかり感じとれます。

 先週、ツアーの和歌山公演が紀三井寺のデサフィナードで、2晩連続して行われました。折しも2日目が、自らの30歳の誕生日と重なった田中さんは、会場全員で歌うハッピー・バースデーに大喜び。トリオの演奏は、いつも以上に、自由奔放でリラックスしていたようでした。そして、これから欧州や世界に向けて旅立つ Ayumi Tanaka Trioに、大きく期待が膨らんだ夜でした。

(LURU MUSIC 狐島 代表・岩橋和廣)

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