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連載: ときめく★楽音生活【ときめく★楽音生活】

新設備響く「いい音色」

写真: 拡大

● 映画「ピアノマニア」

 県立図書館2階メディア・アート・ホールが20年ぶりに、設備をリニューアル。完全デジタル化され音響も映像も一新されました。そして、新設備による初めての映画上映会が行われます。

 上映作品は2012年に全国公開され、県下では初となるドキュメンタリー映画「ピアノマニア」です。ピアノの名器・スタインウェイの技術主任のドイツ人調律師とフランスのピアニスト・ピエール=ロラン・エマールが、音楽の都・ウィーンで、バッハの傑作「フーガの技法」の録音に臨む、“いい音色”への限りなき挑戦の1年間。

 現代音楽の世界的名手が、古典中の古典バッハに、共同して新しい響きを吹き込んでいく感動作品です。さらに、超絶技巧のラン・ランや重鎮のブレンデルなどの世界の名だたるピアニストたちも名曲と共に登場し楽しませてくれます。

 偶然にも、先週東京で、来日中のエマールの演奏を聞くことができました。メシアンのピアノ曲の演奏会でした。メシアンから薫陶を受けていた彼のピアノの音色は素晴らしく、「ピアノマニア」での彼のせりふを何度も何度も思い出させる見事な演奏でした。

 さて、今回の上映は、銀幕と同じスタインウェイ・ピアノをステージに置き行われます。スタインウェイのあるホールで、スタインウェイの映画が見られるユニークな試みです。ピアノの生まれ故郷・ドイツのハンブルク工場も何度も映し出されます。そして、終映後には、海南市在住の調律師・成川弘治さんによる解説と津本和己さんのピアノ演奏があります。

 成川さんは、1976年和歌山生まれ。スタインウェイ会正会員の1級ピアノ調律技能士で、ロシアなど世界での活動経験をもつピアノ職人です。津本さんは、1984年和歌山生まれ。響き優しいオリジナル曲「You aren’t there」を演奏されます。

 解説付き上映会は、15日(日)午後2時から。料金は大人1500円(前売り1300円)、大人ペア(前売りのみ2500円)、大学生以下500円。また、上映会のみは午後5時から。問い合わせはCineBravo(090・8172・7074)へ。

(LURU MUSIC 狐島 代表 岩橋和廣)

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