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連載: ときめく★楽音生活【ときめく★楽音生活】

ギター一本 武者修行

写真: 拡大

●西山隆行さんライブ

この24日、紀美野町出身のギタリスト・西山隆行さんの「毎月24日はにっしーの日 Last Live 東京」が、東京都渋谷区のおしゃれなライブハウス「GRAPES KITASANDO」でありました。

 秋田県からはじまり、最後の富山県まで4年間、毎月24日に全国の都道府県をギター一本で周り、ライブを重ねてきました。

 西山さんは1981年生まれ。独学でギターを始め、高校卒業後に上京。様々な演奏キャリアを積みながら、ギャロッピング奏法を得意としたアコースティックギター・インストゥルメンタルのギタリストとして活動。2010年、米テネシー州ナッシュビルで開催される「CAAS」という、世界中のすご腕フィンガーピッキング・ギタリストが集まるイベントに、日本人で初めて出演、高い評価を得て、以降毎年出演。昨年は、「ゆず」のアルバム「TOWA」に参画するなど、この分野の若手第一人者のひとりとして活躍の場を広げています。

 さて、24日のライブは、日付にちなんでか、2時間40分の間に24曲を演奏。ほとんどMC無しで弾きまくり、満席のファンをうならせました。カントリーナンバーやオリジナル曲を、「Maton custom shop」と「Gibson 1930’s L−00 Classic Ebony」の2本のギターで弾き分けました。どちらもミディアムスケールのギターならではの微妙な音色を引き出しては楽しませてくれました。

 鹿児島に行ったのが縁でできた種子島の曲、まだ名前もついていないポップな新曲など、オリジナル曲も多彩になりました。そういう中、彼が一番気に入っているというオリジナル曲は「Gift」。この曲を初めて聞いたのは、もう何年前のことだったでしょうか。故郷・紀美野の自然のような透明感ある優しい音色がとても印象的でした。この夜は、優しさにエネルギーあふれる力強さが加わって、インストでありながら言葉のメッセージすら感じさせる好演奏。アンコールの世界遺産・熊野古道をイメージした「Annual rings」も同じでした。

 この4年間、全国を巡りながら、その土地を感じ、多くの人々と交わりながら、超絶な奏法にさらなる鍛錬を重ねてきた西山さん。ギター武者修行の成果に乾杯しました。

(LURU MUSIC 狐島 代表 岩橋和廣)

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