連載: ときめく★楽音生活【ときめく★楽音生活】
名場面浮かぶメドレー
●映画を奏でる音楽会 来月も開催
県立図書館2階のメディア・アート・ホールで10日夜、映画愛好家の女性たちが自主企画で運営する「映画を奏でる音楽会vol.1」が開催されました。チャプリン「モダン・タイムス」の「スマイル」を、バイオリンと朗読でコラボレーションするなどユニークな取り組みで、懐かしくも新しい映画音楽を満席のお客さんが堪能されました。
3月には「映画を奏でる音楽会vol.2 クラシック編」が行われます。映画の中で印象的で、これぞといわれるクラシック音楽や代表的な名曲たちのステージを2時間半にわたり繰り広げます。金谷幸三さん(ギター)のロドリーゴ「アランフェス協奏曲」や船本真依子さん(ピアノ)のショパン「夜想曲第20番」などはソロ演奏で。また、波木基子さん(マリンバ)と岡本万喜さん(フルート)で演奏する「戦場のメリークリスマス」はどんな響きになるのでしょうか。山崎多恵さん(ソプラノ)の歌うアリア「さようなら、ふるさとの家よ」は、オペラ歌手をめぐる物語、フランス映画「ディーバ」で印象的な楽曲です。
なんと言ってもききどころは、この演奏会のためにアレンジされた、フィルム・ミュージックメドレーでしょう。「ウェストサイド物語」「男と女」「冒険者たち」「道」「風と共に去りぬ」「カサブランカ」「エデンの東」「八十日間世界一周」「ゴッド・ファーザー」「タクシードライバー」「ベティ・ブルー 愛と激情の日々」「ラストエンペラー」「アメリ」などで(※楽曲は都合により変更の場合があります)、銀幕のあのシーンが目の前によみがえりそうです。
メドレーは、日本センチュリー交響楽団のメンバー池原衣美さん(バイオリン)、末永真理さん(チェロ)と、高校時代からの旧友藤本紀子さん(ピアノ)で結成されたピアノ三重奏「トリコロール」が奏でます。このホールでは、室内楽は実に心地よく響きますから、とても楽しみです。
「映画を奏でる音楽会vol.2 クラシック編」は3月19日午後1時半から。前売り2200円(当日2700円)で県下20カ所でチケットが販売されています。
ネットの取り置きサービスは、http://musicmart−ticket.com/。問い合わせは実行委員会(090・3281・0969)。
(LURU MUSIC 狐島 代表 岩橋和廣)
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