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連載: ときめく★楽音生活【ときめく★楽音生活】

お囃子 胸に刻み込み

写真: 拡大

●田辺コーライ お笠祭り

 昨秋、世界遺産に追加登録された田辺市の闘鶏神社の夏祭り・田辺祭りは、紀州三大祭りのひとつとして知られています。山車がお笠と呼ばれることから、お笠祭りとして、400年以上の長きにわたり町の皆さんに愛され続けています。

 この情緒あふれる夜祭りを歌う宮本静さんの「田辺コーライお笠祭り」が4月7日にCD全国発売されます。宮本さんは、紀の川市に住む演歌歌手。紀州・和歌山の歴史や文化を歌につづり、「我が名は青洲」「黒江からころ為(ため)の女(ひと)」など、「ふるさと癒やし歌」として発表を続けています。そして、デビュー7年目、7枚目のシングルが初めての紀南の歌の制作となりました。日置川生まれで、幼少より何十年と田辺のお笠祭りに親しんできた作詞家の三倉ひさお先生が、この歌を書き起こしたことから始まりました。

 静かな祭りの風情を伝える詞に、白浜在住で国立(くにたち)音大出身のテノール歌手という異色のシンガー・ソングライター、湯川和幸さんが曲をつけました。叙情あふれる楽曲に、生ギターで参加してくれたのが、ジャズギタリストの岩見淳三さん。岩見さんは中辺路生まれ、伝説のビッグバンド「原信夫とシャープス&フラッツ」に解散まで在籍、現在は、首都圏を中心に全国で活躍されています。

 こうして地元・田辺を愛する3人により、1年がかりで楽曲が出来上がりました。昨年7月24日の祭りの夜に、田辺を訪れ、お笠の明かりと「コーライコーライ」というお囃子(はやし)を胸に刻み込んだ宮本さんは、その思いを優しく歌いあげます。そして、そのレコーディングは闘鶏神社で行われたのでした。現地にこだわったこの歌が、日本中の歌好きを通じて、紀州の素晴らしさを伝え広めることに役立てば幸いです。

 全国発売に先駆けて、新曲発表会が行われます。25日午後1時、同6時の2回、田辺市のふれあいホール。26日午後3時から岩出市のクローバーガーデン。4月8日午後2時から大阪府泉南市の男里フラット。いずれも2千円(新曲CDとドリンク付き)。同9日午後2時から和歌山市のフォルテワジマ、観覧無料。問い合わせは宮本音楽事務所(090・1593・4514)。

(LURU MUSIC 狐島 代表 岩橋和廣)

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