メインメニューをとばして、このページの本文エリアへ

08月20日朝日新聞デジタル朝刊記事一覧へ(朝5時更新)

新着記事一覧へ

このエントリーをはてなブックマークに追加
mixiチェック

連載: ときめく★楽音生活【ときめく★楽音生活】

巨匠の楽器 引き継ぐ

写真: 拡大

●通崎睦美 木琴コンサート

 伝説的な木琴奏者・平岡養一さん(1907〜81)が使っていた木琴で生演奏が聞けるとは、とても思っていませんでした。平岡さんは独学で木琴を学び1930年に渡米。戦前のアメリカで約11年間毎日朝の15分間、ラジオ生放送番組を担当し、人気を得ました。日米開戦を機に帰国、戦後は「紅白音楽試合」といわれた紅白歌合戦の前身の番組に出演するなど国民的音楽家として活躍されました。

 平岡さんの愛器「ディーガン・アーティスト・スペシャル・ザイロフォンNo.266」(1935年アメリカ製)を引き継いで奏でるのは、通崎(つうざき)睦美さんです。通崎さんは67年京都市生まれ。5歳よりマリンバを始め、京都市立芸術大学大学院音楽研究科修了。作曲や編曲を活発に行い、独自のレパートリーを開拓し多様な形態で演奏活動を行っています。

 2005年、東京フィルハーモニー交響楽団定期演奏会(指揮:井上道義)で、平岡さんが初演した「木琴協奏曲」(作曲:紙恭輔)を演奏したことがきっかけで、平岡さんの木琴と約600点にのぼる楽譜やマレットを譲り受け、以降、木琴の復権に注力されています。

 通崎さんのたたく平岡さんの木琴の音色は、とてもシンプルで優しく心に響きます。そして、時には力強く、また豊かな低域は、聞き手の気持ちをゆさぶります。今回のコンサートは、平岡さんのおはこのモーツァルト「アイネ・クライネ・ナハトムジーク」で幕を開けます。ビゼー「カルメン綺想(きそう)曲」などクラシックの名曲に、「お江戸日本橋」「赤とんぼ」など郷愁の日本メロディーも演奏予定です。

 通崎さんの木琴コンサートは、8月5日(土)午後2時、和歌山市狐島のLURU HALL。5千円(フリーソフトドリンク付き)。問い合わせは同ホール(073・457・1022)。

LURU MUSIC 狐島 代表 岩橋和廣

PR情報

ここから広告です

和歌山総局から

読者の方々に役立つ和歌山県内の情報を丹念に取材し、お伝えしていきます。地域の話題をいつでもお寄せ下さい。

メールはこちらから

朝日新聞 和歌山総局 公式ツイッター

注目コンテンツ