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高校野球【第99回 全国高校野球選手権 和歌山大会】

◆ 和歌山大会 第1日 ◆

写真:箕島―和歌山高専 九回裏和歌山高専1死満塁、木下の適時二塁打で、一塁走者の平野も本塁を狙うがタッチアウト。捕手吉田=いずれも紀三井寺 拡大箕島―和歌山高専 九回裏和歌山高専1死満塁、木下の適時二塁打で、一塁走者の平野も本塁を狙うがタッチアウト。捕手吉田=いずれも紀三井寺

写真:新翔―星林 九回裏星林1死二、三塁、川端が中前適時打を放ちサヨナラ勝ち 拡大新翔―星林 九回裏星林1死二、三塁、川端が中前適時打を放ちサヨナラ勝ち

■39校 夏を駆けよう

 和歌山の夏の号砲が鳴った。39校の選手たちは紀三井寺で「笑顔で終われる夏に」と誓い、黒土を踏みしめた。「こんなにも早く」と涙を流した主将も、夏にかけた思いは皆と同じ。さあ、夏を駆けよう。

■和歌山高専 最終回に意地

◇紀三井寺

▽1回戦

箕     島000 202 000|4

和歌山高専000 000 002|2

◎…箕島は四回、バント安打で出塁した吉田が二盗、敵失で三進。四球などによる1死満塁から柳本、三笘の連打で計2点を挙げた。六回にも中前安打の高尾が二盗と犠打で三進し、柳本の遊撃への当たりで生還するなどさらに2点を追加した。好機を生かした着実な攻撃でリードを広げた。

 和歌山高専は4点を追う九回、継投した箕島・中川から先頭の土井が中前安打。敵失などで1死満塁とし、木下が左翼線二塁打を放ち2点をかえして意地を見せた。

■新翔 好機攻めきれず

◇紀三井寺

▽1回戦

新  翔000 001 000|1

星  林010 000 001|2

◎…緊迫した試合を星林がサヨナラで制した。星林は二回、川端と辻本の連続長打で先制。その後は犠打やヒットエンドランなどで再三好機を作ったがあと1本が出なかった。九回、死球と敵失に犠打を絡めて1死二、三塁とし、6番川端の中前安打で試合を決めた。先発島本は持ち味の打たせて取る投球で9回を1失点の好投。新翔は先発谷口が九回まで1失点と要所を締めたが、六回無死満塁の好機で併殺の間の1点にとどまったのが響いた。

■サヨナラの一打 歯がゆさ晴らす 星林・川端君

 少しほっとした表情で星林の川端康平君(3年)は喜ぶ仲間の輪の中に飛び込んだ。

 同点のまま迎えた九回裏1死二、三塁。川端君が放った打球は決して強い当たりではなかった。「やばい」と思ったが、打球は前進守備の遊撃手の横を抜け、サヨナラ打となった。

 投手戦の緊迫した展開。星林の先発、島本真宙君(3年)は9回を投げて被安打4、1失点の好投。一方、打線は三回以降、得点圏に4回走者を進めるが、新翔の主戦谷口楓君(2年)の緩い変化球を打ちあぐね追加点を奪えずにいた。川端君も「何とかしないと」と歯がゆさを感じていた。

 九回の攻撃に入る前、岩尾元監督(46)に「延長にしたいんか」と発破をかけられたという。「何とか決められて良かった」と満面の笑みを見せた。

(金子和史)

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