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06月25日朝日新聞デジタル朝刊記事一覧へ(朝5時更新)

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写真:マウンド上の清岡龍太郎君(1)に声をかける中本大晴君(右) 拡大マウンド上の清岡龍太郎君(1)に声をかける中本大晴君(右)

■勝利「次のステージで」/近大新宮・中本大晴主将

 四回表2死一、三塁。近大新宮の二塁手で主将、中本大晴君(3年)の右横に痛烈な打球が飛んだ。

 「捕れる」。捕球体勢に入り、差し出したグラブに、一度は入りかけたボールは、はじかれて右前に転がった。三塁走者が生還し、市和歌山スタンドから歓声が上がった。

 試合は近大新宮の清岡龍太郎君(2年)と市和歌山の島崎北斗君(3年)の投げ合いで進む。清岡君は左ヒジのケガが完治したばかり。「点取ったるからな」と中本君が好投を続ける清岡君に声をかけると、2年生左腕は黙ってこっくりとうなずいて返した。

 中本君はこの日2安打。七回には先頭打者として二塁打を放ったが、後続が断たれ、スコアボードには「0」が並んでいく。

 九回裏の打席は、変化球で空振り三振に打ち取られた。祈るように仲間を見つめたが、逆転はできず、あの1点が決勝点になった。

 今春の県予選で九回に9点差をひっくり返されて敗れた試合を経験してから、「もう一度夏に向けて作り直そう」と自分にも他人にも厳しく接してチームをまとめてきた。高原広秀監督(53)も「中本が人間的に成長した」と話す。

 夏の大会直前の練習試合でも勝ちを重ね、中本君はチームが一つにまとまっていくのを感じていた。「やるべきことはやった」との自負があった。

 昨夏の王者を倒す自信はあった。でも実際にグラウンドに立ってみて分かった。打球の強さやスイングの鋭さは相手の方が上だった。何より、昨夏甲子園を経験した選手たちから感じる自信を最後まで打ち破れなかった。

 「ナイスゲームと言えばナイスゲームだった。でも勝たないと意味がない」。高校野球でつかめなかった勝利は、「必ず次のステージで」。そう誓って球場を去った。

(金子和史)

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