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09月23日朝日新聞デジタル朝刊記事一覧へ(朝5時更新)

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■継投「まかしとけ」/橋本・高水祐哉君

 五回裏、本塁打を打たれ、点差を3点に広げられると、橋本のベンチが動いた。右翼手の守備位置から高水祐哉君(3年)が3番手投手として、小走りにマウンドに向かった。

 絶対的なエースのいない今年のチーム。タイプの異なる投手の継投で試合を作ってきた。この試合も3人の継投予定だった。

 しかし、先発した技巧派の河野厚君(3年)が二回につかまり、回の途中で降板。予定よりも早く、マウンドに登った左腕の笈川慎太郎君(2年)も「球場の雰囲気にのまれてしまった」と制球が定まらない。三回に逆転を許し、四回も1点を失った。

 溝端浩一監督(55)は代え時を迷っていた。「高水は八、九回にショートリリーフで使う予定だった」。点差が広がるが、まだ高水君を出すには早い。

 五回、笈川君がすんなりと2死をとった。「この回を抑えられれば」。しかし、本塁打で1点失った。

 右の本格派、高水君へ交代。マウンドでボールを渡すとき、「すみません」と笈川君が言った。「まかしとけ」。高水君は短く答えた。捕手のミットめがけて、とにかく夢中で投げ、三振を奪った。

 ただ、予定よりも早い登板、ブラスバンドの応援が響く独特の夏の雰囲気。いつもと違う環境に知らず知らず力が入っていたのか。六回は先頭打者を四球で出し、味方の守備の乱れもあり、1点を失った。

 八回にも2死二、三塁のピンチを迎えたが、三振で切り抜けた。長く息を吐くと、ガッツポーズも笑顔もなく淡々と小走りにベンチに戻った。

 継投のスタイルは今春から。ここまで投手陣で競い合いながらやってきた。試合はひっくり返せなかったが、高水君は「3人で最後まで試合を作れて良かった」と滴る汗をぬぐいながら語った。

(金子和史)

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