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写真:延長十回裏、ピンチでしゃがみ込み、目を閉じて息を吐く投手の白浜哲史君=紀三井寺 拡大延長十回裏、ピンチでしゃがみ込み、目を閉じて息を吐く投手の白浜哲史君=紀三井寺

■最後まで 主将らしく/向陽・白浜哲史君

 ここまで支えてくれた人、今声援を送ってくれている人、それから天国のおばあちゃん。力を貸してほしい―。

 十回裏2死三塁、サヨナラのピンチ。向陽の白浜哲史君(3年)はそう心の中で思いながら、マウンドの後ろでセンター方向を向いてしゃがみ込むと、目を閉じて息を吐いた。

 「みんなのおかげでここまで来られた」と話す白浜君。これまでの2試合は自分が打たれた分をチームメートが取り返し、逆転勝利で勝ち上がってきた。野球以外でも、中学生のとき大阪から単身、海南市の祖父母宅に移り住み、食事や洗濯などの身の回りの世話は2人がしてくれた。そんな祖母は白浜君が1年生のときに亡くなった。

 みんなの力を借りてこのピンチを乗り切りたい。すっと立ち上がると、プレートをまたぎ、捕手を見た。選んだ球はツーシーム。「悔いなく投げたい」と投じた1球目は一、二塁間を抜けた。三塁走者がかえりサヨナラ。一塁付近でヒザに手をつき、下を向いた。

 主将であり主戦。まさにチームの大黒柱。この日も1点をリードされ、九回2死まで追い詰められながら、自らの適時打で試合を振り出しに戻した。堀内孝貢監督(66)も「主将には絶対的な信頼を置いている」。練習でも白浜君を中心に選手が考え、堀内監督が口を出すことはほとんどなかったという。

 試合後、白浜君の口から出たのは「チームのみんなに申し訳ない」「いつもあいつが声をかけてくれた」とチームメートのことばかり。涙と汗でぬれた顔をぬぐいながら、最後まで主将らしかった。

(金子和史)

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