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高校野球【第99回 全国高校野球選手権 和歌山大会】

◆和歌山大会 準々決勝 第2日 (1)◆

写真:桐蔭―市和歌山 二回裏市和歌山1死二、三塁、二塁走者浜野は、角谷の右前適時打で生還。捕手坂上=いずれも紀三井寺 拡大桐蔭―市和歌山 二回裏市和歌山1死二、三塁、二塁走者浜野は、角谷の右前適時打で生還。捕手坂上=いずれも紀三井寺

写真: 拡大

 鈍い色の雲が球場を覆った25日は準々決勝が2試合。死闘をくぐり抜け、準決勝へ駒を進めた4校の組み合わせが抽選で決まった。26日は休養日。27日から、いよいよ夏のドラマの最終章が始まる。

■桐蔭 響いた序盤6失点

◇紀三井寺

▽準々決勝

市和歌山000 100 0l1

桐  蔭420 011 ×l8

        (7回コールド)

◎…市和歌山の投打がかみ合った。一回、薮井の四球と浜野の安打で好機を作ると、吉田の適時二塁打で2点。さらに、金田の適時打などでこの回一挙4点を奪った。二回に角谷の適時打、五回には小倉の適時二塁打が出るなど着実に加点し、主導権を渡さなかった。先発金田は変化球を軸に投球を組み立て打たせて取った。

 桐蔭は四回に坂上、栖原の連続安打で好機を作ると内野ゴロの間に1点を返す。五回も走者を三塁まで進めたが得点できなかった。

○市和歌山・半田真一監督 初回にこちらの流れにうまくもっていけた。バントや足を絡める機動力を出せ、市和歌山らしい攻撃ができた。

●桐蔭・伊藤将監督 浮足だってしまった。エラーとかサインミスをしてたら勝てない。稲谷は中1日でよく投げたが、いつも通りの野球ができなかった。

■3試合目 初めての降板/桐蔭・稲谷颯人君

 六回、犠飛で点差を7点に広げられ、桐蔭の稲谷颯人君(3年)はマウンドを降りた。3試合投げ続けてきたエースが、今大会初めてマウンドを譲った。

 これまで2試合とも完投し、計326球を投げてきた。それでも、「最後まで自分が投げる気持ちでマウンドに上がった」。中1日での試合でも、ブルペンでは直球が走っていた。「疲れのことは考えていなかった」

 だが一回、先頭打者に四球で出塁を許すと、連打を浴びて先制を許し、序盤で6点を失った。甘く入った球を市和歌山の打線は見逃してくれなかった。

 「自分が試合を作れなかったので、泣くわけにはいかない」。試合後、そう言って悔しさを押し殺した。

(大森浩志郎)

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