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高校野球【第99回 全国高校野球選手権 和歌山大会】

夏 輝く 準々決勝 第2日

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■試合で成長した4番/桐蔭・栖原克幸君

 四回表無死一塁、桐蔭の4番、栖原克幸君(3年)が放った痛烈な当たりは右翼線への二塁打。劣勢のチームを鼓舞する一打だった。

 入学したときは投手。「ほとんど投手専属だった」と投球練習や走り込みばかり。打撃にはあまり力を入れなかった。しかし、思うような結果が出せず、控えに甘んじていた。

「このチームで試合に出るために」と2年生から打者としての練習に重きを置いた。

 もともとパワーヒッターではなかったが、2年半、地道に筋トレなどを繰り返し、少しずつ着実に力をつけていった。自分の短所を冷静に分析することもあった。「前かがみになるくせがある」と感じれば、自ら考えて、打席の入り方を工夫して修正する努力も怠らなかった。

 しかし、最後の夏、大会の約1カ月前にもらった背番号は10。レギュラーナンバーには届かなかった。でも、まだ諦めていなかった。「ここから巻き返そう」と最後の最後まで練習試合で結果を出し続け、開幕の迫った1週間前の練習試合でようやく4番の座をつかんだ。

 1試合目は決勝打、2試合目は勝ちを呼び込む同点打を放った。「点を取らないといけないところで打てた」と結果を出し、チームを勝利に導いた。

 しかし、この試合、五回以降は栖原君のバットから快音は聞こえず、チームも敗れた。「最後まで残りたかった」と栖原君は試合後、ぽつりとつぶやいた。

 この日は、チーム唯一の長打を放ったが、「点を取るのが4番の仕事」と自分の結果より、好機で凡退し、チームのために1本出せなかったことのほうが重かった。この大会で立った打席の一つひとつが、栖原君を4番打者として成長させた。

(金子和史)

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