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高校野球【レッド・ブレイズ 智弁和歌山】

どん底から「伝統」復活へ

写真:大阪桐蔭に敗れ、ベンチ前に整列する智弁和歌山の選手たち=阪神甲子園球場、加藤諒撮影 拡大大阪桐蔭に敗れ、ベンチ前に整列する智弁和歌山の選手たち=阪神甲子園球場、加藤諒撮影

■顧みて

 第99回全国高校野球選手権大会(朝日新聞社、日本高野連主催)で、2011年以来6年ぶりの白星をつかんだ智弁和歌山。2回戦で春の王者・大阪桐蔭に惜敗したが、1、2回戦を通じて伝統の強打を見せつけ、「かつての智弁和歌山が戻ってきた」と甲子園を沸かせた。

 2年ぶりの出場だが、高嶋仁監督(71)は大会前、「12年ぶりに戻ってきた気がする」と漏らしていた。それだけ、この2年はチームの強化に苦労を重ねていた。昨秋は新人戦、県2次予選、近畿大会とそれぞれコールド負け。「以前の力はない」と高嶋監督も肩を落とした。「もう智弁和歌山の時代ではない」。そんな声も周囲から聞こえていた。その逆境からチームはどう立ち直ったのか。

 まずは、「投手、バッテリーの力のなさ」と昨夏から高嶋監督が口にしていたバッテリーの強化。OBで元阪神の中谷仁コーチ(38)の指導のもと、蔵野真隆君(3年)を正捕手に据えた。また、「地道にこつこつやってきたことが形になった」と黒原拓未君(3年)が主戦として成長。平田龍輝君(2年)や北拓海君(3年)らを加えた豊富な投手陣ができあがった。初戦の興南(沖縄)戦では四球などから一挙6点を失ったが、大きく崩れたのは2試合を通してそこだけ。大阪桐蔭戦では無失策で2失点と接戦を演出した。

 一方の打線は「例年、力は持っている」と高嶋監督が言うように、大逆転劇を見せた興南戦では林晃汰君(2年)、冨田泰生君(2年)が鮮やかな本塁打を放ち、大阪桐蔭戦でも相手を上回る12安打を重ねた。こうした強打を支えたのは冬場の体幹トレーニング。選手たちは「スイングが安定して飛距離が伸びた」と効果を実感する。

 また、2試合で1、2年生7人が出場。「甲子園を経験した選手がいる年は強い」(高嶋監督)といい、甲子園での経験は秋からの新チームでも必ず生きるはずだ。「また選抜、夏と出てこなあかんな」。試合後の高嶋監督の顔は気力に満ちていた。

 春夏3度の全国制覇を誇る智弁和歌山の「復活」へ、その階段を着実に上った夏だった。

(金子和史)

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