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連載: ときめく★楽音生活【ときめく★楽音生活】

図書館で「円熟の演奏」

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 今日、文化の日はレコードの日でもあります。アナログレコードからCDに代わる際、その最大収録時間を決めたのは、当時の世界的指揮者・カラヤンの「ベートーベンの交響曲第9番が1枚に収まったほうがいい」というアドバイスであったとされています。その大御所・カラヤン率いるベルリン・フィルと若手チェリストとして共演、発売されたCDは世界中で高い評価を得たアントニオ・メネセスさんが和歌山にやってきます。

 メネセスさんは、1957年ブラジル生まれ。10歳でチェロをはじめ、16歳で巨匠・ヤニグロと出会い、渡欧します。82年にはチャイコフスキー国際コンクールで優勝、翌年カラヤンとブラームスの二重協奏曲を録音、その後も世界有数のオーケストラや指揮者と共演しました。

 室内楽やソロ活動、レコーディングにも積極的で、カザルスの愛器ゴフリラーを貸与されてバッハの無伴奏全曲を録音。この8月には自身の60歳を記念して、シューマンとサンサーンスの協奏曲のアルバムを発表し「チェロの帝王、円熟の演奏」と評されています。

 今回はピアノの田村響さんとのチェロ・リサイタル。ショパンとドビュッシーの2曲のチェロ・ソナタ、バッハの「トッカータ、アダージョとフーガハ長調」よりアダージョ、ビラ=ロボスのブラジル風バッハ第5番など、聞きごたえのある曲と親しみやすい曲がバランス良くプログラムされどなたでも楽しめます。

 演奏会は19日(日)午後7時、県立図書館(和歌山市西高松1丁目)2階のメディア・アート・ホール。全席自由で前売り3千円(当日4千円)。12月には南葵(なんき)音楽文庫が公開される県立図書館、まさに音楽図書館にふさわしい演奏会です。

LURU MUSIC 狐島 代表 岩橋和廣

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