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高校野球【第100回 全国高校野球選手権和歌山大会】

夏 輝く 第4日

写真:星林の駿河拓実君=紀三井寺 拡大星林の駿河拓実君=紀三井寺

■兄と二人で挑んだ夏/星林の先発・駿河拓実君

 六回裏、1死二塁。「一塁は空いている。四球でも良いから厳しいところを攻めていこう」。1点を追う星林の選手がマウンドに集まり、伝令が先発、駿河拓実君(3年)にこう告げた。迎えた和歌山東の6番、前龍人君(3年)への2球目。思いっきり腕を振って投げ込んだ内角の直球は、風に乗り右翼スタンドに吸い込まれ、2点本塁打。駿河君はぼうぜんと右翼方向を見つめた。

 「兄を超えたい。その気持ちでやってきた。あの一球で断たれてしまった」。試合後、駿河君は涙をにじませた。

 駿河君は、兄の舜也さん(20)と二人三脚でこの夏に挑んだ。兄は、元星林のエースで現在は龍谷大の投手。「もっと制球を良くするために体を大きくしろよ」。昨夏の和歌山大会3回戦。先発した駿河君は、六回に一挙5点を失い、降板。試合は逆転負けを喫した。先輩の最後の試合を壊したと泣き崩れた駿河君の支えになったのは兄だった。アドバイスを受け、坂道や階段の走り込みを地道にこなした。

 この日の試合前、兄から「低めにボール集めろよ」とLINE(ライン)が来た。助言通り、直球とスライダーを中心に球を低めに集めて連打を許さなかったが、三回と六回の2本塁打に泣いた。「1本目は失投。2本目は、相手の方が上だった」

 兄との話はほとんど野球の話。「兄がいたからここまでこられた。心強い存在。負けたけど納得のいく結果。ありがとうと伝えたい」。目を赤くした駿河君は語った。

(片田貴也)

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