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高校野球【第100回 全国高校野球選手権和歌山大会】

夏輝く 準々決勝 第2日

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■「新設校 歴史刻めた」/和歌山南陵の主将・蔵屋義経君

 「ここで7点とったろ」。6点を追いかける九回裏の攻撃前。和歌山南陵の主将蔵屋義経君(3年)が仲間を鼓舞した。相手の守りの乱れもあり、1点を返す。「後ろに回せ」。ベンチから叫び続けたが、最後の打者は二ゴロで試合が終わった。

 やりきった笑顔で本塁前に整列した蔵屋君だが、一塁側の和歌山南陵の応援スタンド前に整列した直後、足から崩れ落ちた。頭を地面につけ、涙を流した。「今までやってきたこと、つらかったこと、スタンドを見た瞬間にこみ上げてきた」。仲間に抱えられながら立ち上がり、顔を下げた。「3年間、お前はよくやった」。仲間にそう言われた。

 2016年に新設された和歌山南陵。「新設校で歴史を作りたい」と入学した蔵屋君は1年生から主将を務める。チームの先頭に立ってきた蔵屋君だが、2年生の秋、練習試合のメンバーを選手で決めるとき、打撃への自信のなさから自分をスタメンから外した。「逃げるな。それならユニホームを脱げ」。前監督にグラウンドから出された。「このままじゃいけない」。意識が変わった。

 練習後にも前監督と二人っきりで打撃練習し、1日最低500スイングを目標に振り込んできた。水原伶君(3年)は「蔵屋は練習の虫。あいつの背中を見てチームがまとまった」と話す。

 今夏、打撃でチームを引っ張った。2回戦の南部龍神戦では一回に先制の本塁打、3回戦の田辺戦は、七回に同点に追いつく走者一掃の適時二塁打を放ち、初の8強入りを支えた。

 この日も蔵屋君は2安打だったが、チームは強豪市和歌山に敗れた。「完全に力負け」と唇をかんだ。「歴史は刻めた。悔いは無い」。夢だった甲子園出場を後輩たちに託した。

(片田貴也)

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