朝日新聞デジタル：名曲たち　透き通る音で - 和歌山

名曲たち　透き通る音で

■菊池洋子ピアノリサイタル

　和歌山市西高松１丁目の県立図書館メディア・アート・ホール（Ｍａｈ！）で、音響改修こけら落とし公演「菊池洋子ピアノリサイタル」が、５月９日（日）午後２時から開催されます。菊池さんは、モーツァルト国際コンクールで日本人として初優勝し、一躍注目を集めた人気ピアニスト。透き通った音で遠くまで響きを飛ばすような彼女の演奏はとても楽しみです。

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　菊池さんは、前橋市生まれ。桐朋学園女子高等学校音楽科卒業後、イタリアのイモラ音楽院に留学。２００３年には夏のザルツブルク音楽祭の「モーツァルト・マチネ」に出演など国内外で多くの演奏会やレコーディングを重ねます。０５年に発表した「モーツァルト・アルバム」で、第１８回ミュージック・ペンクラブ音楽賞クラシック部門録音・録画作品（日本人アーティスト）賞を受賞しました。

　今回のプログラムは、前半はすべてモーツァルトです。ピアノソナタ　第１１番　イ長調　Ｋ（ケッヘル）．３３１「トルコ行進曲付き」▽幻想曲　ニ短調　Ｋ．３９７▽キラキラ星変奏曲　ハ長調　Ｋ．２６５。後半はワーグナー／リストの「イゾルデの愛の死」▽シューマンの「トロイメライ」▽シューベルトの即興曲からｏｐ（作品番号）．９０―２とｏｐ．９０―３▽リストの「愛の夢」▽ショパンの「アンダンテスピアナートと華麗なる大ポロネーズ」。モーツァルト好き、ピアノ好き、ピアノを習っているお子さま、そして音楽を愛する皆さまが楽しめる珠玉の名曲たちです。

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　チケットは、前売り３千円、当日４千円。限定１５０席。問い合わせは、県立図書館文化情報センター（０７３・４３６・９５３０）。ＷＥＢ（ｈｔｔｐｓ：／／ｍｕｓｉｃｍａｒｔ．ｚａｉｋｏ．ｉｏ／ｅ／２０２１０５２３Ｍａｈ）でもチケットの予約ができます。

（ＬＵＲＵＭＵＳＩＣ狐島代表岩橋和廣）

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