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09月25日朝日新聞デジタル朝刊記事一覧へ(朝5時更新)

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桃色ウサヒのまちおこし日和

冒険家スポンサー始めました

写真:左から3人目が水沼くん。朝日町の松本亭に集った仲間と 拡大左から3人目が水沼くん。朝日町の松本亭に集った仲間と

 2012年、移住相談イベントで知り合った方から1人の若者を紹介されました。愛媛県出身で東京の大学に通っていた水沼佑太くんです。

 「朝日町のエコミュージアムが編集した冊子に感動した」「卒業と同時に朝日町に移住したい」「仕事はないけれど、町の農作業の手伝いなどを自分で探して食べていく」といった、当時の僕には理解しがたい動機。しかし、不思議な魅力と熱量を持った言葉に感じるものがあり、一緒に空き家を探して2カ月後に移住が決まりました。

 それから5年、彼は本当にさまざまな仕事をこなしながら生活しています。リンゴ農家の手伝い、登山道の整備、お酒造り、スキー場のスタッフなど、生活圏内の人手が足りない小さな仕事を紹介してもらい、渡り歩くように働く独特のスタイルに、僕の持っていた常識が崩されていくのを感じました。

 彼自身の資質ももちろんですが、彼のような働き方を受け入れ、うまく使っていこうとする周囲の人々の柔軟さに対して特に衝撃を受けたのを覚えています。まとまった給与が入ると、彼はまだ行ったことのない土地へ旅に出て、資金が尽きたら帰ってきてまた仕事を探すという生活を実際に成り立たせてきました。

 水沼くんの存在によって、地方の働き方の固定概念が揺さぶられた僕は、昨年10月から彼とともに新しい挑戦をはじめることにしました。それが「冒険家スポンサー」です。

 ゲストハウスの開業を間近に控えて宣伝方法などを考えていたのですが、どうせ広告掲載にお金を使うのなら彼に月々の活動費を支払い、広告塔として旅先で朝日町のことや宿のことをPRしてもらえればと考えました。地方の小さな会社がちょっと不思議な個人の旅を支援する。実験的な取り組みですが、決して無謀ではないと思っています。

 昔は世界一周する冒険家に出資するスポンサーがいたようなので、それに比べたら微々たること。数年先の未来、いろいろな会社がどんな冒険家に出資しているか自慢しあうような光景が見られたら、この取り組みは大成功です。

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