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高校野球【第101回全国高校野球選手権大会】

球音/攻守に成長「悔いない」

写真:中前打を放つ山形中央の渡部大成選手 拡大中前打を放つ山形中央の渡部大成選手

写真:山形中央のベンチで仲間と盛り上がる西山純平君(左) 拡大山形中央のベンチで仲間と盛り上がる西山純平君(左)

 ◆ 渡部大成主将

 同点の三回1死一塁。山形中央の渡部大成主将(3年)は「次につなごう」と打席に入った。「三振でもいいぞ」。気を楽にしようと、ベンチから声が飛ぶ。

 3球目。振り切った打球は中前に。その後、味方の適時打で勝ち越しのホームを踏んだ。

 夏の決勝、県野球場。2年かけて再び戻ってきた。

 2年前の決勝、日大山形戦で、渡部選手は1年生ながら右翼手として先発出場。だが、2三振で途中交代。飛球を見誤って落球したことが、失点にもつながった。「何もできずに終わった夏だった。常に後悔があった」。いまも時々、夢に見る。

 今大会はここまで16打数9安打。強打で勝ち上がったチームをひっぱってきた。この日は死球も含めて3度出塁、すべてホームを踏んだ。2年前と同じ右翼を守った守備では、飛球を危なげなくさばいた。

 チームは中盤の大量失点をはね返せず、再び夢の舞台は目の前ですり抜けていった。

「くやしい気持ちはもちろんある。でも、悔いはない」と言い切った。

 制球に苦しみながらも踏ん張った村上舜投手(3年)、代打本塁打を放った菅野航大選手(3年)。「仲間のために最後の一球までくらいつけるチームになった」と胸を張る。

 2年前は涙をこらえられずうつむいた。だが、この日は最後までまっすぐ前を見て言った。「1年の時は、連れてきてもらった。今回は、仲間に、後輩に支えてもらって一緒に来られた。ありがとうって言いたいです」 (青山絵美)

     ◇

 ◆ 仲間とともに役目貫徹/記録員・西山順平君

 閉会式で準優勝メダルをかけてもらう山形中央の選手たち。仲間の様子をベンチ前から見守る記録員の西山純平君(3年)のまなざしは、試合中より柔らかかった。「悔しい気持ちはある。でも、あきらめずに戦うことができたと思う」。

 昨夏の大会後、選手をあきらめ、学生コーチになった。プレーでは貢献できないけど、チームを支えることならできるのではないか。そう思った。

 「最初は伝えるのが上手ではなかった」という。仲間としっくりいかなかったこともある。監督の指示や助言をかみ砕いて「同じ世代の声として伝えよう」と心がけた。

 ベンチでは庄司秀幸監督の横が定位置。自分が付けたスコアで、相手打者の前の打席の打球方向を確認。試合展開も考えながら、監督と一緒に大きな動作で守備位置などの指示を送る。

 「仲間や後輩に助けられた。記録員として自分の役目に徹することができたのではないか」と、高校最後の夏を振り返った。(佐藤孝則)

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