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教えて! がったん

子どもの居場所、ネットワーク化の狙いは?

 今年2月、山形県内で子ども食堂や子どもの学習支援などに取り組む十数団体が「子どもの居場所づくりネットワーク」を立ち上げました。どんな狙いがあるのでしょうか。朝日新聞山形総局のマスコットキャラクター「がったん」が解説します。

 ◆ 開設のノウハウや運営の注意点を共有

――「子どもの居場所」ってどんなところ?

 ネットワークは「家庭や学校以外に子どもたちを受け止めることができる場所」と定義している。具体的には、無料か低額で食事を提供する「子ども食堂」、放課後にボランティアが宿題や授業の復習を手伝う「学習支援」、様々な人と触れ合える「フリースペース」などだ。NPO法人や市民グループが運営しているケースが多いね。

 ――県内で活動する団体はどれぐらいあるの。

 県社会福祉協議会のウェブサイト(https://www.ymgt−shakyo.or.jp/diary.cgi?id=kids)には現在14団体が掲載されている。以前はそれぞれの団体で独自に活動してきたけれど連携が不十分で、開設のノウハウや運営の注意点が共有されているとはいえなかった。そこで県や県社協が音頭を取ってネットワークを立ち上げたんだ。「足りない食材を融通し合うといった協力ができるかも」と期待する声もあるよ。

 ――なぜ居場所が必要なの?

 背景の一つにあるのは、家計の厳しさだ。県が2018年に初めて調べた子どもの貧困率は16・0%で、2016年の全国平均より2・1ポイント高かった。また調査では、3分の1の世帯が週のうち1回以上「子どもだけで食事をすることがある」と答えているよ。

 こうした実態から県内でも子ども食堂が増えてきたんだ。保護者が仕事に追われて子どもの勉強を十分見られない、経済的な事情で塾に通わせられないという家庭のため、学習支援に取り組む団体もあるよ。

 フリースペースの役割も重要だね。県教育委員会の調査では2017年度、県内で不登校の小中高生は前年度から約160人増えた。不登校の児童や生徒にとっては社会との接点が持てる場所になる。

 ――利用するのが子どもだけじゃないところもあるようだね。

 「地域食堂」と呼ぶ団体もあるんだ。山形市内のある団体は母子・父子家庭や一人暮らしの高齢者にも開放し、食卓を囲みながら暮らしの悩みを聞いている。問題に対応できる専門家を紹介したことで解決につながったケースもあるそうだ。主催者は「食事は来てもらうための呼び水」と話しているよ。

 ――行政も活動の後押しに力を入れているね。

 県社協は2月、子どもの居場所づくりを目指す人向けのハンドブックを発行した。場所探しの方法や衛生管理の注意点などを紹介している。県社協のウェブサイトからダウンロードできるよ。県も活動を支援するため、19年度当初予算に約760万円を計上して「取り組みを県内全域に拡大させたい」としているよ。よぐわがったん? (星乃勇介)

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