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やまがた医療塾

リウマチ 

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 ◆ 症状が進むとロコモに

 運動器の具合が悪く要介護になっていたり、要介護の危険性が高かったりする「ロコモティブシンドローム(運動器症候群、通称・ロコモ)」(https://locomo−joa.jp/)。関節リウマチもロコモの原因の一つです。30〜50代の女性に多い病気で、国内では70万人以上の患者がいると言われています。免疫の異常が原因とみられ、関節の滑膜に炎症が起こって症状が出ます。超高齢社会を迎え、高齢の患者も目立ってきました。

 朝起きると手がこわばって動かしにくいのが、リウマチの代表的な症状の一つです。手や足に痛みや腫れが出てくることが多いのも特徴です。初めは一つか二つの関節だけですが、症状が進むと、ひじや肩、ひざ、股関節などさまざまな関節に症状が現れます。関節の病気と思われがちですが、肺、目、皮膚、消化器、腎臓、神経など、身体のいろいろなところに症状が出て重症化することもあるので要注意です。

 最近では、従来の疾患修飾性抗リウマチ薬や生物学的製剤のほかに、シグナル伝達阻害薬と呼ばれる薬などが登場して、病気の勢いを抑えられるようになってきました。早期に診断し、適切な薬物療法によって、身体の動きが不自由になることを避けられるようになってきています。しかし、免疫の働きを調節する薬を使うことが多いので、感染症をはじめとした副作用に気をつけなくてはいけません。しっかりとした薬物療法が受けられない場合は、次第に関節が壊れてしまうこともあります。

 人工関節や関節のバランスを整える手術も進歩してきました。関節が不自由になって生活が不便な場合は、手術で対応します。リハビリテーションで関節の働きや筋力を維持することも大切です。

 リウマチの症状や薬の影響で筋力が落ちたり、骨粗鬆症(こつ・そ・しょう・しょう)を合併したりと、高齢者でなくてもロコモになりやすいのが、リウマチの注意点です。病状に応じて、薬物、手術、リハビリテーションなどさまざまな治療法をうまく組み合わせて下さい。

 ◎ 高木理彰(たかぎ・みちあき) 1961(昭和36)年、北海道生まれ。山形大学医学部を卒業後、山大大学院、ヘルシンキ大大学院を修了。医学博士。専門は整形外科学。2012年1月から山大医学部教授。日本リウマチ学会理事。

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