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山口カブトガニ研究懇話会代表・原田さん

写真: 拡大

写真:水槽のカブトガニと原田さん=山陽小野田市郡 拡大水槽のカブトガニと原田さん=山陽小野田市郡

  【原篤司】約2億年前から形が変わらぬ「生きている化石」に魅せられ、今年4月に自宅の納屋に「山口カブトガニミニ展示館」を開いた。大きな二つの水槽で、2001年に孵化(ふか)させた9匹が元気に動き回る。幼生も薄いトレーで飼っている。

  えさは釣具店で売っているゴカイ。生まれたてには生きたプランクトンを与える。水槽の水は絶えず循環させ、こまめにふんをスポイトで吸い取る手間も必要だ。「絶滅の恐れがある貴重な生物。大事にしたい」

  山陽小野田市出身で、昨年3月まで県立高校で生物を教えていた。1992年冬に「カブトガニの不思議」という本を読み、全国の繁殖地のうち「山口の状況はよくわからない」という一文に心が動いた。ちょうど生物教師としての研究テーマを探していた時期。同年夏に初めて観察に行った下関市の海岸で偶然つがいの産卵現場に出くわし、一気にのめりこんだ。

  日本のカブトガニの繁殖地は九州北部と瀬戸内海の一部。県内では下関市・山陽小野田市の千鳥浜、山口市の山口湾、県東部の平生湾の3カ所とされる。調査するうち、産卵や幼生が育つのに適した浜や干潟がどんどん貧弱になっていく状況に直面。97年、保護を目指す研究懇話会を教師仲間らと立ち上げた。

  アサリやハマグリがいる干潟は減り、海水の汚染のせいか、カブトガニの卵には奇形も度々見つかる。「瀬戸内海のカブトガニは山口を除いてほぼ絶滅状態。保護はもちろん、身近な海の生態系や環境に関心を持つ人を増やしたい」

  展示館(山陽小野田市郡3139)では、生きているカブトガニのほか、成長過程を示す抜け殻や卵の標本なども展示。説明パネルでカブトガニの生態を詳しく学べる。問い合わせは原田さん(0836・75・0612)へ。

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