ここから本文エリア 香川大病院に「がん相談窓口」 患者・家族の願いかなう2011年5月24日
がん患者の不安や疑問の声を聞こうと、香川大医学部付属病院が「がん診療相談支援室」を開設し、相談を受け付けている。気軽に相談できる場を切望してきた患者や家族らの願いがかなった。 「香川がん患者おしゃべり会」代表の二島多恵さん(45)は4月18日の開所式で、「このような窓口が出来るのを夢に見ていた。本当にうれしい」と笑顔で話した。5年前、「血液のがん」と言われる悪性リンパ腫になり、治療を受けながら同じ病気の人や家族らと悩みごとを話す「おしゃべり会」を始めた。医師や看護師らも参加した。 患者らにはいろんな不安や疑問がある。今の治療でいいのか、再発の恐れは、仕事復帰は……。「先生は忙しく聞きづらい。直接聞いていいのか迷う。当時は相談できる場がなかった」と二島さんは言う。気軽に相談できる窓口を開設してほしいと求めてきた。 支援室は病院の1階正面玄関で、相談窓口とドアで仕切られた相談室がある。平日の午前8時半〜午後5時15分に、看護師、臨床心理士(月、火、金の午前中)、医療ソーシャルワーカー(水、木の午前中)が相談に応じる。無料で予約不要。同病院の患者でなくても受け付ける。 同病院は2009年に都道府県がん診療連携拠点病院に指定。これまでは地域連携室で相談を受けてきたが、予約する必要があり、「入りづらい」という声もあった。 がんの相談は昨年約700件。「がん告知を受けて不安」「家族はどう接すればいいのか」といった精神的なものから、病院選びや医療費、回復後の職場復帰まで相談内容は幅広い。 筧善行副院長は「身近な医療費や生活面、退院後の自宅療養などについても、患者さんが気軽に情報を得られるようにしたい」と述べた。問い合わせは支援室(087・891・2473)へ。(清野有希子)
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