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■ドルフィンスイマー 鈴木あやの(下)

 【伊藤恵里奈】「適応障害」と診断され会社を休職した鈴木あやの(34)が2007年4月、先が見えぬまま向かったのは小笠原だった。

 圧倒されるような大自然。イルカウオッチングに参加したものの、ウエットスーツを着るのは初めてで、潜る方法が分からず、ただ浮かんでいた。すると、イルカが「ピーピー」と鳴きながら寄ってきた。野生のイルカを見ること自体が初めてだった。1秒にも満たない出来事だったはずだ。しかし、愛らしい高い鳴き声と姿に「ズキュン!と胸を射抜かれ」一瞬で恋に落ちた。