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 南海トラフ地震について名古屋市は3日、最悪の場合、市内の24%が浸水するという独自の被害想定を発表した。国の想定をふまえ愛知県が公表した面積の4倍。地盤や地形など市が把握する詳細なデータを活用していて、市レベルでは異例だ。3月下旬に死者数などの被害想定を出し、きめ細かな防災計画に生かす。

 国が一昨年夏公表したマグニチュード9・1想定での震源域などから詳細に分析。国想定で250メートル四方単位だった地盤データを50メートル四方にし、河川や堤防などの具体的な情報を採り入れ算出した。震度は、港、南、緑、中川、中村5区の一部で7、西部を中心に市内の5割弱で6強となった。

 浸水面積については、深さ1センチ以上の浸水は市全体の24%にあたる7673ヘクタールで、国想定をもとにした県公表の浸水面積の4倍。30センチ以上では6950ヘクタールと5倍超になる。