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 米自動車最大手ゼネラル・モーターズ(GM)の大規模リコール(回収・無償修理)問題が、拡大の一途をたどっている。2月以降に公表したリコールの総数は500万台を超えた。自動車の欠陥を10年以上も放置した疑惑も浮上し、米議会や捜査当局が調査に乗り出した。GMの経営を左右しかねない情勢だ。

 事の発端は2月、GMが2003~07年型の162万台超をリコールすると公表したことだ。エンジンを始動する点火スイッチ部分に欠陥があり、走行中にエンジンが止まったり、エアバッグが動かなくなったりする恐れがあるとした。

 対象車種は「シボレー・コバルト」「シボレー・HHR」「サターン・スカイ」「ポンティアック・G5」などで、これまでに34件の事故が起き、12人が死亡したという。