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 山梨県山梨市が社会学者上野千鶴子さんの講演会「ひとりでも最期まで在宅で」を中止した問題で、上野さんは15日夜、自身のブログに反論を掲載した。契約不履行に伴う損害賠償請求訴訟など法的対応に触れながらも、望月清賢市長が中止を撤回するなら「予定通り18日に講演する用意がある」と、市の対応を当日まで待つと宣言した。

 ブログでは、市長名の文書で「当日の運営に支障をきたす恐れがある」と説明されたとし、脅迫などを受けていないのに「過剰な自主規制です」「少数のクレームで中止するとはあってはならない」と批判。性をめぐる過去の発言や著書のタイトルが問題視された点も「講演のテーマに無関係」「天にも地にも恥じる所はない」と反論した。

 講演会は164人が申し込んでいたが、「公費で催す講演会の講師にふさわしくない」とする意見が約10件、市に寄せられた。望月市長は「市の講師にふさわしくない。会場が混乱すると上野さんにも迷惑がかかる」として5日に中止を決めた。