今どきの大学生は、ため込んでいます――。全国大学生活協同組合連合会(大学生協連)の昨年の調査では、自宅から通う大学生が月々にためる額が過去最高となった。不況の影響で支出が減った一方、将来に不安を抱き、早くも「備え」を意識する学生もいるようだ。

■目的は「将来への蓄え」

 「月々15万円はためてます」

 都内の自宅から通学する慶応大商学部2年の男子学生(19)は、1年間で180万円ほどためている。週3~4回、深夜に及ぶ長時間の事務作業のアルバイトで毎月約25万円を稼ぎ、その半分以上を貯蓄する。年間の学費約100万円は自分で支払うが、それでも80万円が余る。

 食費は月3万円ほど。所属するバンドサークルの練習やライブの会場代に計1万円。服代は、衣料品通販サイト「ゾゾタウン」などを利用し安く購入するため、多くても月1万円。電話も無料通話アプリ「ライン」を使うことが多く、基本料などを含めても月1万円ほどだ。