【動画】ブラジルを日本のホームに W杯目指しハチマキ大作戦=瀬戸口翼撮影
[PR]

 ワールドカップ(W杯)ブラジル大会を来月に控え、現地の観客を日本のサポーターに変える作戦が動き始めた。名付けて「日の丸ハチマキ大作戦」。成功すれば、ブラジルが日本のホームになる、という。

 作戦はこうだ。

 「日本で応援」組は、自分の周りで現地入りするサポーターを見つけてハチマキを託す。100円ショップでも買えるので、10本でも1千円だ。大量のハチマキを抱えて現地入りしたサポーターは、試合直前、ブラジル人観客に配る。「必勝」と書いたハチマキの意味を聞かれたら、「We must win」。3千人のサポーターが現地入りしたとして、10本ずつ配れば3万人が日本を応援することに。スタジアムを埋める観客が「ジャーパオ(日本)」と叫ぶ光景が目に浮かぶ。

 作戦を考案したのは長年、海外で試合をする日本代表を追いかけ続けている池田重之さん(40)や佐藤将史さん(36)ら。

 会社員をしながら、海外へ応援に駆けつける2人は昨年6月、サポーター人生で味わったことがない種類の感動的な体験をした。

 ブラジルであったコンフェデ杯イタリア戦。3―4で敗れたが、点を取り合う展開に、目の肥えたブラジル人観客も熱狂、日本に大声援を送った。日本人サポーターはわずか100人ほど。「ニッポン」コールは目立たなかったが、代わりに「ジャーパオ」が響き渡った。佐藤さんは「全方位から声が聞こえ、大げさじゃなくスタジアムが揺れた。半泣きでした」と振り返る。

 実は試合直前、池田さんらが持ち込んだ日の丸ハチマキ約300枚を観客に手渡し、「一緒に応援して」と呼びかけていた。「イタリアが自国のライバルだったことや日本が善戦したこともあるけど、ハチマキ効果も大きかったはず。タダで物を配ってる外国人なんていませんからね」と池田さんは言う。

 帰国後、2人は「W杯では100倍だ」と目標を定めた。サポーター仲間の集会に顔を出し、「ブラジルを日本のホームに」と作戦の狙いを紹介。ツイッターやホームページでも参加を呼びかけている。その効果もあって、見ず知らずの学生から、ハチマキを託す様子のイメージ動画が送られてきたり、別の人からは自作ロゴが送られてきたりと、徐々に作戦は浸透してきている。

 集まり始めたハチマキには、「合格」や「闘魂」、「祭」とだけ書かれたものもある。「メッセージを書いてもいいし、イラストを描いてもいい。自分の分まで応援してね、と託したハチマキを巻いた他国の誰かが、一緒に日本を応援してくれる。想像しただけで楽しいはず」と佐藤さんは話している。

     ◇

ハチマキ大作戦のHPは、<li><a href="http://ameblo.jp/hachimaki2014/別ウインドウで開きます" target="_blank">http://ameblo.jp/hachimaki2014/別ウインドウで開きます</a><span class="Blank"><img alt="別ウインドウで開きます" src="http://www.asahicom.jp/images/icon_blank.gif別ウインドウで開きます"></span></li>

ツイッターアカウントは、@hcmk2014

ハチマキの入手方法などが紹介されている。(小林恵士