経団連が29日発表した大手企業の夏のボーナス調査(第1回集計)によると、妥結額は平均88万9046円と前年夏より8・80%増えた。2年連続で増え、伸び率は今の集計方式になった1981年以降では、90年(8・36%)を上回り過去最高という。経団連は「企業業績の改善が反映された」としている。

 春闘で自動車や電機大手などが数年ぶりのベースアップ(ベア)を決めたのに続き、ボーナスも増加した。高い伸び率は、業績好調の企業が従業員に還元する際、長期のコスト増になるベアよりもボーナスを重視している傾向を反映している。金額は08年(第1回集計で93万329円)以来の高水準となる。

 今回の調査は大手企業20業種240社(原則として東証1部上場、従業員500人以上)が対象。労使交渉が妥結した15業種74社の結果を集計し、11業種で前年夏より増えた。