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 ウクライナ東部のドネツク州のロシア国境近くで17日夕、マレーシア航空のボーイング777型旅客機が墜落した。イタル・タス通信はロシア航空当局者の話として、乗っていた295人が死亡したとみられると伝えた。現場ではウクライナ政府軍と親ロシア派武装勢力による激しい戦闘が続いており、撃墜されたとの見方も出ている。

 墜落したとみられるのは、アムステルダム発クアラルンプール行きのMH17便。乗客280人、乗員15人が搭乗していた模様だ。

 モスクワ時間の17日午後5時20分(日本時間午後10時20分)ごろにウクライナ上空からロシア上空に入る予定だったが、その直前に消息を絶った。現場は、ロシアとの国境まで約60キロの地点という。

 一方、ウクライナのUNN通信は、ウクライナ軍筋の話として、同機は高度1万メートルを飛行中で、ミサイルなどで攻撃されたとの見方を伝えた。インタファクス・ウクライナ通信によると、ウクライナ内務省筋は、親ロシア派武装勢力が持つ地対空ミサイル「BUK」で撃墜されたとの見方を示した。マレーシア航空もMH17便が、ウクライナ上空で交信を絶ったことを確認した。

 ロシア大統領府によると、事件を受けて、ロシアのプーチン大統領とオバマ米大統領が緊急に電話で情勢について意見交換した。

 ドネツク州では、武装勢力によってウクライナ軍機がしばしば撃墜されている。インタファクス通信によると、ドネツク州の武装勢力の代表者は「墜落については報道で知った。我々は、上空1万メートルを飛ぶ機体を撃ち落とせる武器は持っていない」と説明した。(モスクワ=駒木明義、シンガポール=都留悦史)

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