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 三四郎は東京の広さ、人の多さに驚き、不安になる。ふさぎこんでいると、田舎の母から手紙が届いた。知り合いが理科大学にいるという。野々宮宗八というその男に会いに、三四郎は大学へゆく。

 野々宮は穴蔵のような部屋で光線の圧力の試験をしていた。三四郎はまた驚く。そして「その圧力がどんな役に立つんだか」と思う。穴蔵を出て池のそばにいると、女が二人立っていた。一人はうちわをかざしている。着物や帯の色が美しい。石橋を渡った女は三四郎の方を見て、通り過ぎていった。

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