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 野々宮の家を訪ねるとよし子がいた。よし子となら三四郎は気兼ねなく話せる。話題は美禰子について。美禰子は両親と長兄を亡くし、今は次兄だけという。下宿に戻ると美禰子からはがきが来ていた。菊人形の誘いだ。その筆跡は、以前野々宮さんのポケットからのぞいていた封筒の文字と似ていた。

 団子坂の菊人形には、美禰子、よし子、広田先生、野々宮さん、そして三四郎の5人で出かける。与次郎は「大論文」とやらを書いていて忙しいらしい。人混みの中、菊人形を見て回る。ひとり出口へと行く美禰子を、三四郎は追いかける。

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