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 人気アニメ「新世紀エヴァンゲリオン」の名シーンを月面で実現しよう――。そんなプロジェクトが30日、始動した。民間の宇宙開発チームが使うロケットに、アニメに登場する武器「ロンギヌスの槍(やり)」を載せて月まで運び、月面に突き刺す、という壮大な計画。ファンの夢が月面でシンクロする!?

 アニメ放映20周年を記念し、作品の権利管理会社などが企画。米グーグルがスポンサーの月面探査レースに国内から唯一参加しているチーム「HAKUTO(ハクト)」が技術協力する。

 「再現」するのは、宇宙空間の敵に向かって投げられた巨大な槍が月に刺さるという名シーン。チタン合金で槍の400分の1モデル(240ミリ)をつくり、月着陸船に射出装置を組み込んで来年末までに打ち上げる。地上から遠隔操作して槍を月面に突き刺し、その様子を地上に送る計画だ。

 必要な資金は1億円。大半が打ち上げ費用という。ネットで資金を募るクラウドファンディングの仲介サイト「レディーフォー」を通じて、4月5日までに集めるのが目標だ。出資金額に応じて特製ポスターや刀匠がつくった槍などがもらえる。

 応援役として会見に出席した宇宙飛行士の山崎直子さんは「宇宙が手の届く存在になってきた。いずれ槍を誰かが回収してくれたら」とエールを送る。

 詳しくは特設サイト(https://readyfor.jp/projects/evangelion別ウインドウで開きます)。(米谷陽一)