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【松尾慈子】35歳で精巣腫瘍(しゅよう)が見つかり、その闘病の様子を描いたエッセー漫画「さよならタマちゃん」でデビューし、マンガ大賞2014年第3位になった武田一義。次なる作品はエッセーではなくストーリー漫画だった。ベテラン漫画アシスタントだった武田は、プロの漫画家になる夢を諦めるか否か年齢的にがけっぷちだった時にデビュー作で大ブレークしたので、次回作には相当なプレッシャーがあり、それにつぶされてしまうのではないかと、私は勝手に心配していた。

 そして著者初のストーリー漫画だという表題作を読んでそれは私の杞憂(きゆう)だったとホッとした。登場人物たちが3頭身なのは前作同様だが、その見ため愛らしいキャラクターたちが親子の葛藤を語るのは、ぎすぎすした現実味をいい意味でやわらげていて、物語にマッチしている。武田自身が少年期に母をがんで亡くした経験が反映されてるのだろう、父1人子1人の生活と、成人した後の父子の葛藤、またそれぞれの妻との関係が、過剰な演出抜きに淡々と描かれていく。

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