世界の高校生が科学技術の研究成果を競うインテル国際学生科学技術フェア(ISEF)の表彰式が15日、米ピッツバーグであった。宮城県仙台第二高3年の遠藤意拡(いひろ)さんが地球環境科学部門の3等、宮城県仙台第三高2年の門口尚広(なおひろ)さんが化学部門の3等、千葉市立千葉高2年の市毛貴大(たかひろ)さんが機械工学部門の4等、愛媛県立長浜高2年の重松夏帆(かほ)さんと山本美歩(みほ)さんが動物科学部門の4等にそれぞれ選ばれた。

 フェアは75以上の国・地域から約1700人が参加し、研究内容やプレゼンテーション力などが審査された。遠藤さんは、山や島を再現した砂の模型をバネで揺らす実験で、斜面が崩れる様子を研究した。門口さんは、銅箔(どうはく)の色が熱によってどう変化するかを探った。市毛さんは自作のセンサーでモーターを制御する電子回路を作った。重松さんと山本さんは、熱帯魚のカクレクマノミがイソギンチャクに刺されないなぞの一端を明らかにした。

 遠藤さんと市毛さんは、昨年12月の「高校生科学技術チャレンジ(JSEC)」(朝日新聞社、テレビ朝日主催)で上位に入賞し、ほかの入賞者9人とともに代表としてISEFに参加した。表彰後、遠藤さんは「実験方法のオリジナル性が受けたと思う」、市毛さんは「自分の英語でも真剣に話せば通じることがわかってよかった」と語った。

 最優秀賞にあたる「ゴードン・ムーア賞」は、航空機の客室への空気吸入システムの研究をしたカナダの高校生が選ばれた。吸入性能を現在の装置から大幅に改善させ、客室内の病原体の濃度を55分の1に減らすシステムを提案し、賞金7万5千ドルを獲得した。

 ほかに、大会の協賛企業や団体などから贈られるスペシャルアワードでは、JSECで上位入賞した茨城県立並木中等教育学校6年(高校3年に相当)の久保裕亮(ゆうすけ)さんがアメリカ園芸学会賞の3等に選ばれた。久保さんは「日本でいろいろなコンテストに出場したので、リラックスして臨めた」と話した。