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 蚊などの害虫から刺されにくくなる帝人の生地が引っ張りだこだ。2007年に売り出され、アウトドア服などに細々と使われていたが、昨夏、デング熱の国内感染が確認されたこともあり、洋服各社からの問い合わせが急増。今年の販売量は前年の約3倍に伸び、商談は10倍以上に増えているという。

 帝人の「スコーロン」は蚊などがとまると触角や足先に虫が嫌がる成分が伝わり、刺さずに逃げる。アース製薬が開発した気化しにくい防虫剤を、帝人の技術で極細の糸の表面にしっかりと接着し生地にした。20回洗濯しても、防虫効果が8割以上続くという。

 アウトドア専門店の「エルブレス」は今年、スコーロンを使った服の品ぞろえを3倍にし、取り扱う店も3倍に拡大。広島県の服飾メーカーがスコーロンでつくった女性用ズボンは、テレビ通販で5月に紹介されたところ、約4万着が初日でほぼ売り切れたという。(伊沢友之)