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 中国・貴州省でマンションの崩壊が相次ぎ、市民の間で違法建築や手抜き工事を見逃した当局に対する批判が高まっている。

 中国メディアによると、14日朝、同省遵義市で9階建てマンションの一部が1階から9階まで完全に崩壊。この部分に住んでいた8世帯22人のうち、4人が死亡、3人がけがをした。建物には1997年ごろから壁に亀裂が入るなどして、住民が苦情を言い続けていたが、当局は「危険家屋」と判定せず、対応がとられていなかった。

 同省では貴陽市で先月20日、土石流を受けて9階建てマンションが崩壊し、16人が死亡。今月9日にも遵義市で7階建てマンションが崩壊したが、このときは亀裂に気づいた住民が避難を呼びかけ、全員が助かった。3棟とも、主にれんがとコンクリート造りの構造で、許可なく建て増しされていた建物もあった。

 大雨や無謀なリフォームが影響しているという指摘もあるが、ネット上では「おから(手抜き)工事は(業者と政府の)汚職の結果だ。被害を受けるのはいつも庶民」「崩れてから積極的な対応は示すが、今まで何を監督していたのか」といった地元政府への批判が多数書き込まれている。(広州=延与光貞)

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