プール学院大(堺市南区)が短期大学部を除く4年制学部を廃止する方針であることが6日、大学関係者への取材でわかった。2学部に約550人が在籍しているが、国際文化学部は来年春に募集停止し、今年度の入学生が卒業する2019年春に廃止。教育学部は17年春に桃山学院大(大阪府和泉市)に統合する。少子化による大学の経営環境の変化が背景にある。

 キリスト教系の学校法人が1950年に短大を、96年に現在の大学を開学した。桃山大への統合方針についてはこれまで6回、学生や保護者への説明会を開いた。出席した教育学部1年の学生は「この大学に憧れて入学したのに、なぜ大学を移らないといけないのか納得できない」。大学関係者は「教員やカリキュラムも一緒に移すことで、現在の学習環境を桃山大に継承したい」と話す。

 少子化などの影響で昨年春、全国578の私立大のうち46%が定員割れに。約120万人で下げ止まっていた18歳人口が減少に転じる「2018年問題」が3年後に迫り、聖トマス大(兵庫県)や東京女学館大(東京都)など、閉校や募集停止に追い込まれる私立大も増えている。(玉置太郎、鈴木洋和)