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 茨城県などで個別指導塾「明光義塾」のフランチャイズ教室を運営するワールドオーエー(水戸市)に、茨城労働局土浦労働基準監督署が7日、賃金未払いなど違法行為があったとして是正勧告していたことがわかった。団体交渉中の労働組合「個別指導塾ユニオン」が25日、発表した。

 同社は、明光義塾を全国展開する明光ネットワークジャパン(東京都)のフランチャイズ加盟社。労基署は、講師の男子大学院生(23)に深夜の割増賃金を払っておらず、残業の有無といった労働条件を明示していないなど、労働基準法違反が計3件あったとして、是正を勧告した。

 大学院生は今年6月からユニオンに入って2社と団体交渉を続けているが、違法行為を明らかにするため6月下旬、労基署に申告していた。

 加盟社側の代理人弁護士は取材に「指摘された違反があったかどうか精査し、真摯(しんし)かつ適切に対応する」と話している。

 学習塾業界では、準備や報告書作成など授業の前後に働いた分の賃金が払われないケースが多く、講師の大学生らから「ブラックバイト」だとの批判が出ている。厚生労働省も今春、業界に改善を要請した。(平井恵美)