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 レンタル大手・ツタヤを展開するカルチュア・コンビニエンス・クラブ(CCC)と連携した図書館建設計画について、愛知県小牧市議会は10日、賛成か反対かを問う住民投票条例案を賛成多数で可決した。10月4日投開票の市議選と同時に行われる。同様な方式はすでに佐賀県武雄市で導入し、話題となった。

 小牧市は、CCCの助言を反映した基本設計案を先月公表し、3年後の開館を目指している。条例案は、山下史守朗(しずお)市長による計画に対し、「市民の声を聞いていない」とする市民グループが、法定数の2・4倍となる約5700人分の署名と共に直接請求。議会側はこの日、文言などを修正した条例案を可決した。

 市民グループは、カフェ併設などによる図書館の静寂さへの懸念や、蔵書の選定の不透明さ、42億円という建設費の高さを指摘。「駅前の一等地に、市民のお金で、ツタヤの思い通りの図書館を建設していいのか」などと訴えた。

 武雄市図書館は年中無休で、新刊書販売やCD、DVDのレンタルコーナー、コーヒーチェーンのスターバックスが同居。来館者が急増する一方で、貸し出しにツタヤのポイントカードを使うため個人情報の取り扱いなど、公立図書館のあり方として賛否両論を呼んでいる。同様の計画は、神奈川県海老名市、宮城県多賀城市などでも進んでいる。(松下和彦)

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