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 インターネットを使った意識調査で、回答者は質問文をきちんと読まずに「手抜き回答」している可能性がある――。そんな研究結果を、関西学院大の三浦麻子教授と国立情報学研究所の小林哲郎准教授がまとめた。ネット調査は学術研究やマーケティングで利用が広がっているが、ネットならではの課題もありそうだ。

 三浦教授らは昨年8月、民間調査会社2社に登録するモニター計1800人を対象に、「あなたの生活に関するお伺い」と題し、2回の調査を実施。質問文をきちんと読まないと正しく答えられない「引っかけ質問」を潜り込ませ、不注意や手抜きによる回答がどの程度あるかを調べた。

 1回目の調査では、長い質問文の末尾で「以下の質問には回答せずに次のページに進んで下さい」と指示したが、一社は51・2%、もう一社は83・8%のモニターがこの指示を守らずに答えていたという。

 2回目の調査では、五つの選択肢から選ぶ形式の質問を10~50問出し、そのなかに「一番『右』の選択肢を選んで下さい」などとする指示を潜り込ませた。すると、1回目で指示を守ったモニターのほとんどが2回目も指示に従って回答していたが、1回目の調査で指示を守らなかったモニターの2割前後が2回目も指示を守らなかったという。