【動画】安保法案に反対し「NO WAR NO ABE」の人文字=山中瑞喜撮影
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 安倍政権が今国会(会期末27日)での成立をめざす安全保障関連法案。日曜の13日も各地に異を唱える人たちが集い、廃案や慎重な審議を求める声を上げた。

 被爆地・広島では約7千人(主催者発表)が広島市中区の中央公園に集まり、人文字を作って法案反対を訴えた。

 午後3時。参加者は合図とともに一斉に「戦争NO!」などと書いた紙を頭上に掲げ、「NO WAR」「NO ABE」という計10のアルファベット文字を1文字約20メートル四方の大きさで形づくった。参加した岡本久美子さん(41)は東京電力福島第一原発事故後に福島県本宮市を離れ、広島県尾道市に移住。「原発も安保も、国民の声が無視されている」と話していた。

 人文字の前では、地元の議員や大学生らがトラックの荷台に上がり、次々とスピーチ。子育て中のママらでつくる会の内野知恵さん(29)=広島市=は「法案が通ったら、自衛隊にも戦死者が出て、悲しみ、自分を責める人が必ず出ます」と語りかけた。

 人文字づくりに先立ち、広島市内では二つのデモ行進もあった。平和記念資料館を出発したデモに参加したベーグル店経営の折出(おりで)隆幸さん(37)=広島県坂町=は8歳、6歳、3歳の男女3人の子を連れて参加。「この子たちが何十年後かに戦争に行かされるんじゃないかという危機感があります。デモを見て迷惑と思う人もいるかもしれないけど、少しでも考えるきっかけにしてほしい」と話していた。

 労組などが呼びかけた約1千人(主催者発表)のデモも原爆ドーム前から中央公園まで練り歩いた。(木村和規)